はじめに
この投稿では、餅学研究会制作のフリーゲーム「塩味の夢の中」のヒロイン(主人公)の設定や性格を紹介しています。
「塩味の夢の中」ヒロインの設定はゲーム内ではあえてあまり語らないようにしていましたが、作者の中ではある程度固まっている部分もあるので、せっかくですし書いておきます。
※「塩味の夢の中」はこちらからプレイ・DLできます。
注意事項
- 「塩味の夢の中」ストーリーの重大なネタバレを含みます。ゲームをプレイ済の方向けの内容です。
- プレイ済であっても、「自分の中で既にヒロイン像が固まっていてそれを壊したくない方」「ヒロインの設定を自分で想像して楽しむのが好きな方」などは閲覧には十分注意をお願いします。
- 「作者の中ではこういうイメージ」というだけで、原作ゲーム内には存在しない設定であることに変わりはないので、もしご自分の中にあるヒロインのイメージと矛盾があったとしても、基本的にはご自分の中のイメージを大切にしていただけたら嬉しいです(ご感想や二次創作などを公開される際も、気にせずご自分のイメージで表現していただけたら嬉しいです)。
- 書いている設定のほとんどは「ヒロインの性格や恋愛傾向など、内面的な部分」の話です。「外見(顔や体型)、名前、誕生日」などの情報は書いていません。服装については少し触れています。
- ヒロインの設定を語ったあと、最後に少しだけ、「汐見×ヒロイン」の付き合った後の様子を考えたものも載せています。
以上が大丈夫な方はどうぞ。
「塩味の夢の中」ヒロイン設定
基本的な性格
「塩味の夢の中」ヒロインは、ゲーム内では(一部のルートでは特に)かなり暗くて不安定な性格にも見えますし、若干病んでいるようにも見えますが、実は本質的にはそこまで病んでいません。
まだ年齢が若い+家庭環境やトラウマなどの影響で、今(ゲーム内)は少し不安定な部分が多く出ていますが、正常時はわりと他人に依存せずに自分のことは自分でやれるほうです。
ただ、逃げ癖は多少あります。
考え方や人付き合いについて
性格に関しては比較的穏やかで優しくはあるのですが、自分の気持ちよりも『その場の空気を壊さないように』ということを優先させすぎてしまうため、自分の本心を伝えたり人に甘えたりすることがかなり下手で苦手です。
人から何かをもらったら自分もそれを返さなければいけない、という意識が強く、人に優しくされたときにもそういう考え方をします。『優しくしてもらった→何か対価を払わなければ→わたしには払える対価なんてないかも→でも払うべき』というような思考のもと相手に気を遣いすぎて、そのうち息苦しさの限界が来てフェードアウトするという感じ。これのせいでなかなか友達が作れていません。
人から誘いを受けたり頼み事をされたりしたときに断るのも苦手で、本当は嫌だと思っているのに誘いに乗ったり、頼み事を引き受けてしまったりすることが少なくありません。
とはいえ嫌なものは嫌なので、「断る」という選択を取らずになんとか回避しようとはします。その結果、「誘われそう・頼まれそうになったらその場から逃げる」「そもそも必要以上に人と関わらないようにする」というような方法を選ぶことが多く、ますます人付き合いが苦手になってしまっています。
逃げ癖はありますが、同時に責任感もあるので自分にはかなり厳しいほうです。常に逃げた自分を責めて後悔しています。真面目なので約束を破ったりもしませんし、自分の都合で物事を途中で投げ出したりすることも基本的にはありません。
ゲーム内でも、無意識下(夢の中)では『死んだらだめ!』という気持ちがずっとありました。なので、夢の中の汐見は比較的ずっとヒロインを現実世界に返そうとしています(=ヒロイン自身が『さっさと死んでしまおう』という考えではないということ)。ギリギリまで葛藤していました。
趣味について
ゲーム内でも出てきましたが、手芸が趣味です。いろいろと考え過ぎてしまう性格なので、そういうことを忘れて無心で静かに作業できる手芸が気に入っています。
好きなだけではなくわりと上手でもあるのですが、本人はそうは思っておらず、むしろ素人の手作り品に価値はないと思っています。ヒロイン自身が服やアクセサリーは既製品を着用したい派なので、基本的には服などではなく、ちょっとした小物系しか作りません。
「作業をしている時間」が好きなだけで完成品に対して特別な感情はないので、作ったものに愛着などもあまりなく、すぐ処分したりもします。それもあって、かさばらずに処分しやすい小物を作ることが多いです。
恋愛傾向や好きなタイプについて
過去の経験から年上の男の人にはトラウマがあってかなり苦手です。
恋愛願望はすごくあるわけではないですが、憧れが全くないわけでもありません。ただ、自分にあまり自信がないため、人気者だったりハイスペックだったりするような男の人と一緒にいると申し訳なさを感じて辛くなってしまいます。なのでどちらかというと頼りなく見える人のほうが恋愛対象になりがちですが、本心では甘えたいと思っているので、本当の意味で頼りない人はそれはそれで苦手ではあります(これは本人は無自覚)。
一度でも強めに怒られると怖くて今まで通り接することができなくなるので、怒らない人とでないと付き合っていけません。自分自身も全然怒りません。
相手が体調を崩したときに自分が看病するのは当たり前だと思うのに、自分が体調を崩したときは相手に看病させるのが申し訳なくて極限まで隠し通そうとします。
デートの予定や食べるものなどは相手が全て決めてくれるとありがたい反面申し訳なくもなり、だからといって自分が全て決めるのは自信もないししんどい、という感じなので、計画を立てるところから一緒に話して考えてくれる人が理想です。
まだ若いのですが、結婚を前提にした交際しか考えていないので、付き合ってみて問題がなければ将来的に結婚しようという覚悟のある人としか付き合いたくないと思っています。今までは未成年のうちは誰とも交際しなくていいかもしれないとも思っていたのですが、汐見のことは好きなので少し心が揺らいできています。でもやっぱり結婚する覚悟はあってほしいと思っています。本人はあります。
服装について
ピンクやひらひらの可愛い服が好きで普段はそういう服をよく着ていますが、メンヘラとか地雷とかではないです。スカートが好きなのですが、電車での件がトラウマで着るのに前より勇気を要するようになったのが最近の悩みです。
自分の好きな服を着ているだけなので人に褒められなくとも特に問題はないですが、褒められたら普通に嬉しいと思っています。
いつかウェディングドレスを着るのが夢です。
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| 袖と爪だけですが、一応ヒロインの服装の参考画像です |
汐見とヒロインが付き合った後のこと
汐見は付き合ってからはヒロインのことを「名前+ちゃん」と呼ぶと思うのですが、ヒロインはすぐには名前で呼べずにしばらくはずっと「汐見くん」呼びにしていそうだなと思います。
ときどき勇気を出して「寧央くん」と呼ぼうとしては直前で勇気が足りなくなって「ね…ぇ、そ、そういえばさっきの話なんだけど」みたいな感じになったり。汐見は名前を呼ばれそうだったことには気づかず、でもヒロインが口ごもっているので何か言いづらいことなのかもしれない、と慎重に聞いている……のかも。
終わり。
